水輪ナチュラルファーム

福島の子どもたちへお野菜支援―原町聖愛こども園

2012年8月から始まったお野菜支援、2023年現在も続いております

私たちは忘れない!
30年間東北の子どもたちにお野菜を送り続けます。

崩壊した放射性物質の飛散る福島第一原子力発電所から約24.5キロにある福島県南相馬市の子どもたち、がんばれー!
安心安全なお野菜を今年もお届けします。

お野菜定期便のコース代金の一部3,000円を、東北の子どもたちに寄付させていただいております。もっと多くの子どもたちにお野菜をお送りしたく、皆様ぜひこのお野菜支援の輪にご参加いただき、東北の子どもたちのいのちの力になってください。

震災前の自然環境を取り戻すことは不可能
南相馬市では、現在も避難している人が多く、2012年8月現在で、就学前の子どもは約3割しか住んでいません。全体的に放射線量が低いといわれるところでも、場所によってはホットスポットがあったり除染で多少低くなっても、それ以上は下がらないという限界があったり震災前の自然環境を取り戻すことは不可能であることが歴然としています。

外で遊べない、土で水で遊べない
当園では、子ども達の積算線量を出来るだけ少なくするため、戸外遊びを30分に制限しています。どれぐらいまでは安全・安心というしきい値がないので、安全を確保するための手段として、時間の短縮を決めました。外遊びと言っても戸外の草花や虫は触らない、砂や石、水などは使わないなどの約束事を決めていますので、震災前にしていた外遊びをそのまま、時間を短縮しただけではありません。

育ちへの影響 疑問を持つ保育
しかしこのようにやっていても、これでいいのかという迷いがあります。守るということが、子どもから経験する機会を奪うことにもなります。外に出さない・やらせない…が行き過ぎになっていないのか、経験しないで成長する子どもたちの育ちへの影響はどうなのかなど、疑問を持ちながら保育を進めている日々を過ごしています。

放射線は除去されず
放射線物質によって汚染された園庭は、2~3cm表土を剥いで除染しました。しかし、門の一歩外に出たところは除染が全くされていないため、子どもたちが園外保育に出ていくことはありません。病院や学校などの公共施設や私立保育園や幼稚園、通学路の一部など除染はされましたが、除染で取り除いたものを一時的に置く、仮置き場が決まらないため、町全体としては進んでいません。従って園児家庭もほとんどの家庭が除染されず、休日に遊ぶときには屋内で過ごしたり、車で時間をかけて遠くに遊びに出かけたりする生活が続いています。

原町聖愛こども園のホームページはこちら

福島の子どもたちからお手紙を頂きました!