私たちはこの世に生まれ、やがて偽りの自我に気づくと、真実を探し求める旅に出ます。
どこか遠くに真実があるに違いないと、日本からはるか離れた外国へと外側の旅を続けてきたのが友邦です。
一方で、重度の脳障害をもつ娘・早穂理(さおり)さんのおむつを替えながら、娘のそばを離れず、毎日家にいてどこにも出かけることなく、ひたすら内面を探求してきたのが、塩澤みどりさんと研一さんご夫妻です。
早穂理さんが三歳の頃、みどりさんには飯綱に「早穂理庵」をつくるというビジョンが浮かんだそうです。
そして五歳のとき、不思議な出来事が次々と起こり、46年前に早穂理庵は完成しました。
度重なる発作の看病という過酷な運命が続く、終わりの見えない日常の中で、みどりさんは喜怒哀楽を繰り返す「私」を見守る、透明な智慧の存在に気づいたようです。
「わたしは自分自身がわかるようになり、早穂理は私の師であり、早穂理を私に授けてくださった神様が、水輪を創造されたのだと誇りをもって言えるようになりました」(塩澤みどり)
季節が巡るうちに、わずか二十二坪の一棟から始まった小さな早穂理庵の勉強会には、政治・経済・教育・医療関係者などさまざまな人々が自然と集まるようになりました。
そして早穂理さんが4回の危篤状態を奇跡的に乗り越えて五十歳を過ぎた現在、敷地は東京ドーム三個分にあたる四万八千坪へと広がり、「いのちの森 水輪」は約百名が宿泊できる六十三室の客室、二十棟の建物、二百五十名を収容できるコンサートホールを備え、自給自足を目指す循環型農業の自然栽培農園やレストランを併設する、地球と人類の調和と発展を志す場へと成長しました。
塩澤みどりさん、研一さん、そして早穂理さんのお話は、頭ではなくハートの声に従うことで不可能が可能へと変わっていく、まるでスーフィーの物語を聞いているかのようでした。
ハートを信頼し、早穂理さんの存在に「イエス」と言う。
すると、いつのまにか必要なことが次々と起こり、人々が集まり、なされるべきことがなされていったのです。まさに、かんながらの道そのものです。
ご夫妻から水輪のお話を伺うと、黎明期にエサレン研究所のリタ・ローエン女史やホピ族の長老が訪れていたことを知りました。さらに、友邦の友人・知人も、まるでインドラの網の結び目のように水輪とつながっていることがわかりました。
特に驚いたのは、天河と戸隠が表裏一体の関係にあるというお話でした。
そして、塩澤みどりさんと天河大辨財天社との間にも、深いご縁があったのです。
天河大辨財天社の大宮司は、「日本にコトダマを出すと自称する者は数多くいるが、そのほとんどは嘘ダマである。真のコトダマを出せるのは、みどりさんしかいない」と語っていたそうです。
最近、天河大辨財天社と水輪を二十数年ぶりに夫婦で再訪することになったのも、天意を感じるような展開です。
車の騒音がなく、野鳥の鳴き声に癒される緑豊かな自然環境
体に良い自然栽培のバランスのとれた健康的な食事、
人々が、自分自身を見つめ、自己を深めて、快適に滞在できる宿泊施設
叡智を学べるセミナーハウス
そんな夢のような場所が長野県のいのちの森水輪です。
水輪主催の矢作直樹先生や森井啓二先生や光田秀先生などが登壇される2026年5月2日(土)~5日(火・祝)宇宙の叡智シリーズ11に清水友邦と清水プラダも急遽出演することになりました。
「宇宙のしずく」塩沢みどり
この世は 宇宙のひとしずくから始まった
そのしずくは生命の光となって
地球に降り注いだ
軽やかで、軟らかく、清らかで
甘くて愛に満ち、微笑んでいた
地球のしずくとなった水は
みどりの葉に 露の玉として光った
大地をぬらした雨は
いのちの水となり
静かな森の 大樹の根に吸い上げられた
ぐんぐんと幹を上がり その力強さは
みどりの葉の先の 露の玉として光った
地上に流れ落ちた水たちは
ひとつぶひとつぶ、よりそい合って
小さい流れとなった
谷を走り、山を走り、草原を走り
水は枝分かれし、世界の隅々に流れ
多くの命を潤した
小さな流れは大きな川となり
たくさんの仲間達と一緒に
海となった
そしてまた天に帰り
宇宙のしずくとなって
再び地球にやってくるのだろう
すべてのはじまりは
宇宙のしずくだった
しずくにいのちが吹き込まれた
草原にはみどり、山には高さ
人には愛 水には流れを
そのいのちは地球のしずくとなって
人々の心を潤していった