言霊の力 勉強会

人生の言葉の基本の十善戒の１０ある内１つ、《不綺語》。綺語を言わない。綺語というのは飾り言葉とか、あるいは無駄口。どういうのが無駄口かと言うと、本当に言わなきゃいけない事を選択してない状態ですね。つまり、言葉という道具を使って、面白おかしく、或いは暇を潰す為に言葉をいっぱい使う。言葉というものはここにいる皆さん達が発明したものじゃありませんね。先輩達が代々に渡って、だんだん、だんだん、日本なら日本の地域で作り上げてきたものですから、それを譲り受けたわけです。
　…この言葉を使って先程のように、自分が今悪くなってしまうように使ったりとか、人を傷つけたり、人の事を悪意を持った事を言うように言葉を使うというのは、折角の預かり物を、自分や周りを傷つける為に使ってしまっていると。こうなってしまったら、これは哀れな状況ですね。
＜真言(マントラ)の持つ力＞
　…講座では、お経本もちゃんとお渡ししていますが、「受持」と言って、お経はちゃんと受けて持つ、受持する事が大切で、丁寧にお受けする。言葉も本当は、このような扱いがされるべきなんです。言葉は言霊と日本でも言われてますけれども、そんな大切なものだったら、受ける時、或いは渡す時、或いはお子さんに教える時、自分が勉強する時にも、ちゃんと丁寧に取り扱って、恭しく受け渡しをするべきです。言霊と言ったらもう、魂、神様みたいなものですから、そういう風に取り扱うべきものです。その大切に頂いたその言葉を、正しく、どういう風に使ったら良いのか、使うべき所で、自分や他の人の所に良い影響を、意味のあるような事を言うべきなのに、お話が戻ると、綺語といったらですね、面白おかしければいいとかですね、本当に今必要でない言葉を取り扱っている。こういう事をしないようにというのが不綺語。なるべくそういう言葉は減らして、自分が一体この口から何を発生させているのか、潜在意識を汚して、将来何か悪い事が起きる種を、この口を使って、この筋肉を使って、それを出してしまったかどうか、いつも注意している必要があります。何遍も言いますけれども、将来どっちの結果が起こりやすくなるかは、自分が何を言っているかどうかが物凄く影響するんです。種を仕込んでいるんですね。